さまざまな意味でギャップのある生き物
うさぎという生き物は現在日本のペット業界の中でも、人気が急激に上がり一緒に暮らし始める方が増えてきている中、それでもまだ「ペット」としての地位が犬猫に比べると断然低く、犬猫に比べて安価であることも相まってか「犬の代わり」「子どもが飼いたいと言ったから」「生まれたのをもらってきた」など飼い始めのスタートが安易であることが多いと感じています。
飼い始めの動機が安易であっても、暮らし始めて芽生えるうさぎへの愛情や初めて知る魅力的な部分にうさぎとの暮らしをより良いものにしたいと思う飼い主さんが数多くいる中「思っていたより大きくなった」「懐かない」「アレルギーが出た」「子どもが世話をしなくなった」など様々な理由により、飼育放棄し里親募集されるうさぎや、非道にも公園や河川敷、山の中などに捨てていく人もいるのが現状です。
飼育放棄・遺棄されないためうさぎという生き物を知ることの大切さ
私たちは「保護うさぎ」を誕生させないために、【うさぎという生き物についてを知る】啓発活動やうさぎとの暮らし・飼育の勉強会やセミナー、うさぎのQOLを上げペットとしてのうさぎの地位をあげることでうさぎとの暮らしを大切にしてくれる方が増えることの願っています。
なぜこの課題に取り組むのか
まだ多くの方がうさぎは学校飼育小屋のイメージが強く、集団で暮らしパンや野菜クズを主食とした臭い生き物と思われています。そういった誤解からペットのうさぎの飼育向上QOLを目指します。
鳴かない・散歩がいらない、簡単に飼えるとショップやメディアで取り上げられ安易に飼い始める方が多くいます。思っていたより大きくなった、しつけが出来ない、アレルギーが出たなど身勝手な理由で放棄されるうさぎが後を絶たず、近年では1歳未満のうさぎたちの遺棄も増えています。
「保護うさぎ」がいる現実
近年は自家繁殖なども含め多頭飼育崩壊が目立ちますが公園や河川敷、車道などでも保護されるうさぎがいます。上記のようなうさぎについての知識が乏しく飼いやすい(買いやすい)と迎えたあとに簡単に放棄する飼い主も多くいることから、うさぎという生き物について〜飼い方〜など幅広く広める必要があると思っています。
SAVE THE RABBITSで飼養されるうさぎたち
数が増え、限られた時間とスペースではありますが日々うさぎのケージは清潔に保つようお世話はかかせません。保護生活ということもあり、どうしても1日のほとんどをケージで過ごしてもらいますが毎日40分〜60分は運動をする時間としてケージから出しています。うさぎにあった食餌の管理と適切な医療を受けさせています。また私たちも常に学びの姿勢を忘れずより良いうさぎとの暮らしになるよう心がけ、里親さんの支えになるようコミュニケーションを大切にしています。